公認会計士事務所から税理士法人への転職を成功させたTさんに、税理士として中小企業の経営を支援するコンサル業務の面白さややりがい、転職したきっかけをお伺いしました。
公認会計士事務所からの転職
人のためになる仕事をしたかった
未経験転職時:20代/勤続:10年以上/部長職
T・T氏
2005年、東京都台東区上野にある税理士法人スーゴル/スーゴルマネジメント株式会社に入社。
経営支援税理士というお仕事を一言で表すと「お悩み事を解決できる仕事」と話す。
私が転職を決意した理由は、人のためになる仕事をしたかったからです。前職の公認会計士事務所では、企業の経理や監査といった業務を中心に行っていましたが、個人や中小企業のお客様のニーズにも応えたい、もっと人の役にたつ仕事がしたいという思いが日々強くなり、税理士業務に携わりたいと思いました。
税理士は、クライアントの税務処理をサポートし、的確な申告書を作成することが重要ですが、そのための確かな知識とスキルを身につけたかったですし、大きい企業での経験を積みたいとも考えていました。大きな企業での業務は、複雑で多岐にわたることが多く、さまざまな税務上の課題や戦略的な経営に関わる機会があります。そうした環境の中で経験を積み、より幅広い視野を持てるようになりたかったですね。
今のまま働き続けるよりも、税理士法人に転職した方が、幅広いお客様に対して税務相談や経営支援を行うことができると考え、転職を決意しました。クライアントの経営戦略や目標を理解し、税務の視点から的確なアドバイスを提供できるようになりたいって思っていたのですが、私がスーゴルに入社した頃はまだ、業界的に未経験だと就職が厳しい時代でして…。
そんな中でも実務経験がない私を採用してくれたのがスーゴルでした。そこから、勤続18年になります。
父親が会社を経営していたのですが、経営ってうまくいかないときだってあるじゃないですか。良いときもあれば、悪いときもある。そんな中で、税理士さんがサポートしてくれて…。この時から税理士という職業に興味を持ちましたね。
税理士という職業は、経営者にとって1番身近な存在であり、相談相手であり、パートナーとなる職業だと思っていますし、その企業の経営を左右するといっても過言ではないくらい重要な役割を担っていると思っています。
担当しているお客様から感謝して頂けた時ですね。
お客様の税務や経営に関する問題や悩みを解決し、支えになることができるのは非常に充実感があります。
税理士の仕事は専門性が求められる一方で、実務経験の積み重ねも不可欠です。具体的なケースに応じて、適切な処理やアドバイスを行うためには、実務経験が欠かせませんから。
税務の専門知識を習得するための学習もそうですし、税制改正や法律の変更が頻繁に行われるため、最新の情報やルールに常にアップデートする必要もあります。また、税法の解釈や適用方法についても熟知する必要があります。だから、特に最初の3年間は覚えることも多く、大変だと思います。でも、税理士としての基礎を固める重要な時期でもあります。実務経験を通じて、税務申告や監査、経営支援などの業務に慣れていくしかないですね。
また、入社してお客様を持てる時期は、一概にいつとは言えず、自分次第になってくると思います。早い人もいれば、遅い人もいる。
しかし、3年ほど経ってくると、ある程度業務ができるようになり、活躍もできるようになります。こうなると、また税理士として活躍できるステージが変わって、大変になりますね(笑)
担当先や難易度が高い仕事が増えてきますし、会社からの期待もあります。なので、入社してから3年目までも大変ですが、それ以降も大変ってことになりますかね。
20代の頃ですと、どうしても年長の方々に対して言葉や行動の重みを感じさせることが難しいかもしれません。同じことを言っても言葉の重みが違う。
しかし、若さやエネルギーを持ちながらも真摯に向き合い、頑張って努力を重ねていけば、確実に信頼を得ることができます。キャリアを積んでいくことで、得られるものがたくさんあると思います。信頼は一朝一夕で得られるものではなく、長期的な努力と実績に基づいて築かれるものです。
最初の3年間は大変な時期かもしれませんが、その間に得られる貴重な経験とスキルは、将来の税理士としての成長に繋がります。どんなに困難な状況でも諦めずに前向きに取り組み、自己成長の機会と捉えることが重要だと思いますね。
経営支援税理士の道は大変だと思いますが、やりがいも多いです。
自己成長を続ける意欲や人との関わりを大切にする気持ちがあれば、その夢を掴むことができると思います。そのためにも、公認会計士事務所や税理士法人でのアルバイトやインターンシップなど、実務に携わる機会を積極的に探すとよいと思います。
ぜひ、夢を持って税理士を目指してください。
はい、選ぶと思いますね。
自分自身の成長が人のためになるこの経営支援税理士という職業
税理士として人の役に立つ仕事がしたい。その想いで転職を果たし、活躍しているTさんの転職のきっかけのお話をお伺いしました。自分で自らのキャリアをデザインする、それを形にしているTさん。ステージが変わっていくことで、任せられる業務もステップアップしていく。自分自身の成長が人のためになるこの経営支援税理士という職業は、自己成長をし続けていきたい方にも向いているお仕事なのではないでしょうか。
税理士・公認会計士・資格勉強中の方に聞きました!
経営支援税理士を目指したきっかけとは?
税理士、公認会計士と一言でくくっても、その働き方は実にさまざま。税務の第一線で活躍する税理士、元公認会計士、税理士の資格取得に向けて励んでいる方に、転職のきっかけをはじめ、経営支援税理士という職業のやりがいについて語って頂きました。
未経験者から税務監査経験者まで、
その人に合わせた働き方を実現できる環境
スーゴルが提供しているサービスは、経営の中枢を担う重要な支援。「企業経営に関わるすべてのこと、企業成長のご支援」が我々の仕事です。これまでに培った会計・税務を経営支援に活かし、中小企業の経営支援に特化した税理士法人として、お客様に真剣に向き合い、その成長に責任をもって取り組んでいます。
スーゴルで最初に求職者の方に伝えることは一つで、「中小企業の経営者、そしてそこで働く社員さんの幸せをひたすらに願い、実現する覚悟がありますか?」ということです。誰でも最初はみんな初心者です。必要なことは「中小企業の支援・発展をさせたい!」という想いだけです。
楽でも、簡単でもないけれど、自分の目指す理想に届いたと感じたとき、お客様から感謝の言葉をもらったとき、最高に楽しい仕事だと感じることができるはずです。もちろん、そのために日々勉強を重ね、常に自分自身が成長し続けることは欠かせませんが、自分の成長がそのままお客様の企業のご支援になつがる。若い頃から企業のトップと対等に話をし、ご支援ができる。という経験は他の仕事ではなかなかできないと思います。ぜひ、こんな最高に楽しい瞬間を味わえる、経営支援をする税理士という職業に魅力を感じてくれた方と一緒に働きたいですね。
税キャリ|中小企業の経営を支援する「経営支援税理士」になる道のりとは?
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「人の役に立ちたい」「中小企業の経営者の片腕として仕事をしたい」「自分自身のキャリアアップを図りたい」という思いを持った税理士、公認会計士、未来の税理士に向けて、経営支援をする税理士になるための方法や仕事の魅力、やりがいについて紹介しています。